■「SI−6603」統計学的に有意な改善効果と発表
生化学工業<4548>(東証プライム)は5月26日午前10時頃、「腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI−6603の米国における第3相臨床試験(追加試験)」について良好な結果を得たと発表した。
株価は急激に上値を追い、一時814円(30円高)まで上げて5月16日以来の800円台を回復している。
腰椎椎間板ヘルニア治療剤として開発を進めているSI−6603(一般名:コンドリアーゼ、以下、SI−6603)の米国における第3相臨床試験(追加試験)において、良好な結果を得た。本試験は、腰椎椎間板ヘルニア患者を対象とした352例の無作為化二重盲検シャム(注)対照並行群間比較試験で、SI−6603は、本試験の主要評価項目である投与後13週での下肢痛軽減においてコントロール群と比較して統計学的に有意な改善効果を示した。また、安全性についても、臨床上、顕在化した問題は認められなかった。
(注)椎間板への注射針留置を伴わない擬似的な注射処置
本試験結果を受け、早期の承認申請に向けた準備を進めていく。ライセンス先であるフェリング・ファーマシューティカルズ社(Ferring Pharmaceuticals、スイス)は、本剤の開発を通じて新たな治療選択肢を提供し、患者の方々の生活の質の向上に貢献することを目指していく。(HC)
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2023年05月26日