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2023年05月31日

科研製薬は開発医薬品「ART−001」第3相試験開始に関するマイルストンを達成

■脈管奇形には、アンメットメディカルニーズに応える医薬品として期待

 科研製薬<4521>(東証プライム)は、同社と2021年12月に買収し同社の連結子会社となったARTham Therapeutics(以下「ARTham社」)並びに ARTham社のすべての株主及び新株予約権者(当時)合計18名との間で2021年 11月30日に締結した株式譲渡契約に関し、本日31日付で、同契約に定める「ART−001」に関する第3相試験の開始に係るマイルストン(以下「本マイルストンA」)の達成を確認したと発表した。

 低流速型脈管奇形(静脈奇形、リンパ管奇形(リンパ管腫)、クリッペル・トレノネー症候群)を有する患者を対象に「ART−001」の有効性及び安全性を検討した第2相試験は、2022年12月21日付「開発医薬品『ART−001』の第2相試験の結果について」及び2023年2月2日付「『ART−001』第2相試験結果の発表について−International Conference onVascular Anomalies 2023にて発表―」において公表されており、主要評価項目を達成した。今回、「ART−001」の国内における第3相試験を開始することとなり、同マイルストンAを達成する事となった。なお、具体的な達成条件等については、契約上、非開示である。

 ARTham社買収に係る株式譲渡契約及び同マイルストンAの概要については、2021年11月30日公表の「ARTham社買収に関するお知らせ」を参照。また、2023年4月12日付で達成した「ART−001」に関する第2相試験の成功に係るマイルストンについては、2023年4月12日公表の「『ART−001』第2相試験に関するマイルストン達成のお知らせ」を参照のこととしている。

 ART−001は経口投与可能なP13Kα(ホスファチジルイノシトール 3−キナーゼ α)阻害薬で、強力かつ選択的にP13Kαを阻害し、in vitroあるいはin vivoの病態モデルにおいて血管新生抑制作用を示した。対象疾患である脈管奇形には効果的な治療薬が存在せず、アンメットメディカルニーズに応える医薬品として期待されている。なお、国内第3相試験以降の開発コードに「KP−001」を使用する。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:49 | IR企業情報