日産自動車<7201>(東証プライム)は8日、英国サンダーランド工場で累計生産台数が1,100万台に到達したと発表した。同工場は1986年に稼働を開始し、37年間で9つのモデル、22の派生モデルを生産してきた。1100万台目のクルマは、電動化モデルの「キャシュカイ」e−POWERとなった。

同工場は、英国最大の自動車工場であり、約6000人の従業員を雇用している。また、サプライチェーン全体では、さらに3万人の英国の雇用を支えている。昨年、「キャシュカイ」は英国で最も売れた新車となり、これは英国製モデルとしては24年ぶりの受賞となった。
■新世代EVのプロジェクトも展開
日産は、サンダーランド工場で新世代の電気自動車やエンビジョンAESC社との12GWh分の車載バッテリーを生産するギガファクトリー、日産とサプライヤーに100%再生可能な電力を供給する「マイクログリッド」の3つの主要要素で構成される「EV36Zero」プロジェクトも進めている。このプロジェクトは、10億ポンド(約1540億円)を投資し、6200人の雇用創出が見込まれる。
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