網屋<4258>(東証グロース)は15日、グローバルセキュリティエキスパート(GSX)<4417>(東証グロース)と戦略的な業務提携をさらに一歩進めるため、GSXの株式を取得し、中堅・中小企業向けに総合セキュリティサービスの業績拡大を行っていくと発表。取得株式数は1億5000万円または4万株(0.53%)を上限として、市場買付をする。

■GSXの株式を取得することにより創出されるシナジー
網屋、GSXの両社は従業員規模100名から5000名の企業を主力ターゲットとしている共通点がある一方、網屋はセキュリティの商品販売、GSXはセキュリティのサービサーとして、両社顧客へのクロスセル・アップセルが有効に働く。このシナジーを強固にするため、網屋はGSX株式を取得し、シナジー実現を強力に推進して業績の拡大を目指していく。
セキュリティ産業において、SIEM製品の利用や攻撃監視サービスなどは、一度導入すると継続的に利用されることが一般的で、長期的な取引を通じて新たなサービスを提供することによりARPU(1社あたりの取引額)の向上、リピート率の向上も業績拡大に寄与する。
GSXの顧客(セキュリティコンサルティング、被害発生時の調査復旧支援サービスなど)に、網屋のクラウド版のサブスクSIEM製品を提供することで、顧客にとっては長期的且つ安価で安定したセキュリティ運用が実現する。
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