◆日経平均は3万3242円59銭(290円50銭安)、TOPIXは2430.30ポイント(1.92ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり17億1613万株
9月19日(火)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)が一段と最高値更新の幅を拡大など自動車株の上げが目立ち、円安に加えて米自動車大手のストによる代替需要への期待など言われて軒並み高。コマツ<6301>(東証プライム)も最高値。INPEX<1605>(東証プライム)などは14時過ぎから一段と上げ、引き続き米原油高を材料視。日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も一段高となりLPG(液化石油ガス)船の運賃最高報道など好感。日経平均は前引け比80円ほど高い314円安で始まり、14時半過ぎまで350円安から300円安の間でもみあい、大引けは3日ぶりに反落だが一段持ち直して終わった。TOPIXは小高くなり3日続伸。
後場は、引き続き東洋証券<8614>(東証プライム)や極東証券<8706>(東証プライム)などが前場の高値圏で活況を続け、丸三証券<8613>(東証プライム)の向う5年にわたる特別配当の上乗せ計画を受けて連想買いが活発。丸三証券は大引けまで気配値のままストップ高を継続。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)はデジタル商品券を巡る韓国での訴訟発表により不透明感が後退とされ急反発。サトー商会<9996>(東証スタンダード)は朝方にストップ高の後も急伸したまま売買活況で業績・配当予想の増額を好感。オービーシステム<5576>(東証スタンダード)は上場記念配当の発表が好感され前場の高値圏で売買続き活況高。エクサウィザーズ<4259>(東証グロース)は従来のAIでは判断の難しかった画像の説明文を自動生成する生成AIのソフトウエア開発との報道が好感され急動意。セルシード<7776>(東証グロース)も一段と上げ、引き続き『同種軟骨細胞シート』の2023年中の治験開始を目指す取組への期待強く出直り拡大。
東証プライム市場の出来高概算は前場から増勢で17億1613万株(前引けは8億6150万株)、売買代金は4兆1963億円(同2兆1250億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1079(前引けは634)銘柄、値下がり銘柄数は704(同1126)銘柄。
東証33業種別指数は22業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、鉱業、銀行、輸送用機器、保険、パルプ紙、非鉄金属、ゴム製品、証券商品先物、その他金融、石油石炭、などとなった。(HC)
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2023年09月19日
【株式市場】日経平均は3日ぶりに反落し290円安、石油株や自動車、海運株には高値続出しTOPIXは3日続伸
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 16:04
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