
日本テレビは、1985年に『風の谷のナウシカ』(1984年、宮ア駿監督)をテレビ初放送して以来、映画番組「金曜ロードショー」を通じてスタジオジブリ作品を放送し続けてきた。『魔女の宅急便』(1989年、宮ア駿監督)からは映画製作に出資したのをはじめ、2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」の設⽴を⽀援するなど、⻑年にわたってスタジオジブリと歩みを共にしてきた。
スタジオジブリは、国内はもとより、海外でも多くの人に愛される作品を生み出してきた。日本テレビは、この世界に誇るスタジオをこれまで以上に⽀援していくことが、日本テレビグループ全体の企業価値向上に資すると考え、同社の株式取得を決定した。
なお、日本テレビは、スタジオジブリの議決権の42.3%を自己の計算において所有することとなり、かつ、スタジオジブリの経営面をサポートする契約を締結することにより、同社を子会社化する予定である。
■想定されるシナジー
(1)株式取得を通じて経営面をサポートすることで、スタジオジブリはこれまで以上に「もの作り」に専念していくことが可能となり、新たな作品を生み出す土壌ができる。
(2)「作品を大事にする」というスタジオジブリの価値観を尊重し続けてきた日本テレビだからこそ、今後もそのブランドの価値を永続的に守り続けていくことができる。
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