鹿島<1812>(東証プライム)は26日、建築工事に不可欠な墨出し(床面などに工事に必要な基準線を書く作業)作業を、全自動かつ高精度に行うロボットプリンター「ロボプリン」を開発したと発表。

「ロボプリン」は、読み込んだ施工図面データを基に、工事に必要な基準墨や仕上げ墨などをコンクリート床にプリントする。特別な装置やアプリが不要なため導入が容易であり、スタート後は全自動で作業するため、誰でも手軽に高精度の墨出しができる。現場への導入を進めるにあたり、「ロボプリン」を同社機械技術センター(神奈川県小田原市)で実証した。その結果、墨出し作業の生産性を約2倍に向上できることが確認できた。これを受け、同社の複数の建築現場への導入を始めた。
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