■上場来高値のあと微調整、移動平均に差しかかり調整一巡感
住友ベークライト<4203>(東証プライム)は9月29日、反発して始まり、取引開始後は3%高の6474円(188円高)まで上げて出直りを強めている。28日の15時に自己株式の消却を発表し、株数が発行済株式総数の5%を超える271万株規模のため、好感度は高いようだ。
普通株式271万1500株(消却前の発行済株式総数に対する割合5.47%)を2023年10月31日(予定)で消却するとした。この分だけ実質的な株式価値の向上になる。このところの株価は9月7日に上場来の高値7148円をつけて微調整に入っているが、半年以上ジリ高を続けている75日移動平均の水準に差しかかってきており、調整が一巡する頃合いと見ることもできるようで、買いやすくなってきたとされている。(HC)
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2023年09月29日