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2023年09月29日

【株式市場】日経平均は14円安、後場は選別色強まるが日銀の金利抑制姿勢などで持ち直す

◆日経平均は3万1857円62銭(14円90銭安)、TOPIXは2323.39ポイント(22.12ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は後場増加し18億8589万株

 9月29日(金)後場の東京株式市場は、自動車株が総じて一段軟化した中でSUBARU<7270>(東証プライム)は持ち直し気味に推移し、半導体株も高安混在の中で東京エレク<8035>(東証プライム)は一段ジリ高など、選別色の強まる相場になった。三井住友FG<8316>(東証プライム)なども軟調で、前場は国内長期金利が一段上げたが日銀の国債オペは金利抑制とされ息切れ気味。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などは堅調だったが中国の大型連休に期待の割に後場は重かった。日経平均は後場寄り後に一時小高くなったが、もみあいの域を出ず、14時半頃には前場の安値を下回り154円78銭安(3万1717円74銭)まで下落。しかし大引けにかけては14円安まで持ち直し小幅安にとどまった。

 後場は、10月初から日経225種の構成銘柄になるメルカリ<4385>(東証プライム)が14時50分にかけて本日の高値に進んだが大引けは急速に値を消し、同じくニトリHD<9843>(東証プライム)は大引けに軟調転換。芝浦メカトロニクス<6590>(東証プライム)は国内で半導体工場の建設が増加するなか大口受注の可能性ありと一段出直り拡大。ホーブ<1382>(東証スタンダード)は全国的な熱暑や豪雨によるイチゴ市況高などで9月前半に急騰した相場の調整一巡とされ出直り急。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感され3週間ぶりに高値更新。ほぼ日<3560>(東証スタンダード)は主商品の「ほぼ日手帳」の累計1000万部突破との午後発表が注目され終盤に急伸。イワブチ<5983>(東証スタンダード)は「国債利回り次第で(中略)営業益変動」(会社四季報)とされ一段高。サンウェルズ<9229>(東証グロース)は業績予想の増額を受けた出直り相場によって一目均衡表やパラボリックなどのテクニカル指標に買い点灯とされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加し18億8589万株(前引けは7億2727万株)、売買代金は4兆9096億円(同1兆7669億円)。プライム上場1831銘柄のうち、値上がり銘柄数は587銘柄、値下がり銘柄数は1185銘柄。

 東証33業種別指数は2業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、その他製品、精密機器、が高かった。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:55 | 今日のマーケット