
■実証実験の背景
いわき市では、行政サービスの利便性向上や地域経済の活性化を目的に、行政向けのMaaS*サービスを展開するMONETと連携し「いわき版MaaS」を推進している。交通課題の多い地域では、住民票発行などの手続きができる自動車「お出かけ市役所」による訪問サービスを提供しており、出張行政サービスの拡充を図っている。
このような中、サービスの更なる利便性向上のため、エスプールグローカルのオンライン窓口を「お出かけ市役所」車両に設置することとなった。オンライン窓口の設置により、これまで課題となっていた手続きの事前申込や職員帯同が不要となり、サービスの利用促進が期待できる。
*MaaS(Mobility as a Service):様々な交通サービスを需要に応じて1つの移動サービスに統合すること
■実証実験の概要
実証実験では、「お出かけ市役所」の車内に、エスプールグローカルが運営するオンライン窓口を搭載する。オンライン窓口では、住民票や税証明書の発行、マイナンバーカードの申請に関するサポートを専用オペレーターによるビデオ通話で受けることができる。同実験で得たデータをもとに、いわき市では行政サービスの更なる機能拡充や職員の業務負担の軽減を目指していく。
[期間]2023年10月29日(日)〜2024年2月29日(木)
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