富士通<6702>(東証プライム)は5月14日から、IOWN構想の実現に向けたディスアグリゲーション型光伝送ソリューション「FUJITSU Network 1FINITY T250」(1FINITY T250)の提供を開始したと発表。同ソリューションは、遠隔医療やリモートコンストラクションなどの新たなユースケースに対応し、通信事業者やメディア配信事業者が新たなコネクティビティサービスを創出できるよう支援するもの。

「1FINITY T250」は、大容量伝送を実現しつつ、低遅延かつ低消費電力を可能にするエンドツーエンドの光ネットワーク「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」を構築するソリューション。遅延を制御する定量遅延技術と、光伝送装置のノード間をつなぐパスを無瞬断で切り替える技術を搭載しているため、自然災害や機器故障などによる回線障害リスクに対しても自動で安定した回線切り替えが可能となる。
同社は、「1FINITY T250」の提供を通じて、インフラ監視や遠隔医療、リモートロボティクスなど高信頼性と低遅延が求められる分野における光ネットワークの構築を支援し、IOWN構想に基づく高信頼APNの実現に向けて貢献していくとしている。
【IOWN構想とは・・・】https://iowngf.org/
あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的テクノロジーを活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。
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