■Suicaアプリ(仮称)の進化で生活ソリューションを倍増
JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東証プライム)は6月4日、人口減少や少子高齢化などの社会変化に対応するため、従来の「NEXT10」にかわる中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」を策定した。この戦略の基盤は、Suicaを「移動のデバイス」から「生活のデバイス」へと進化させる「Suicaアプリ(仮称)」の創出と、データマーケティングによるSuica経済圏を拡大していく。
Suicaアプリ(仮称)は、移動と一体化したチケットサービスだけでなく、金融・決済、生体認証、マイナンバーカード連携、タイミングマーケティング、健康、学び、物流、行政・地域サービスとの連携など、さまざまな新機能を順次追加し、あらゆる生活をカバーしていく予定。
これらの施策により、JR東日本は今後10年で生活ソリューションの営業収益・営業利益を2倍に拡大することを目指す。さらに、東京圏で成功したマーケットインのビジネスを海外展開し、アジア圏でのTODへの参画も目指していく。
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2024年06月04日