■コンピューティングの新時代を切り開く高精度発振器
リバーエレテック<6666>(東証スタンダード)は6月10日、高速通信と次世代コンピューティングの進化を加速させるために不可欠な基盤製品として、1チップオシレーター「KCRO−04」の市場導入を発表した。同製品は、同社がこれまでに開発してきた革新的なKoT(コーティー)カット・OPAW(オーパウ)振動技術を応用した製品群の中で第3弾にあたり、2024年5月からサンプル出荷を開始する。
KCRO−04は、同社が独自開発した特許登録の新カット角「KoTカット」を使用したOPAW発振器を採用し、1GHzの基本波発振とRMSジッター20fs以下の高精度な性能を実現している。従来の製品では実現できなかったレベルの性能であり、高速通信や次世代コンピューティングにおける技術革新の新たな標準を確立する。
さらに、KCRO−04は、3.2mm×2.5mmというコンパクトなサイズながら、高い信頼性と低ノイズな周波数出力を実現している。PLLを使用しないことで実現しており、高速データ転送や精密な計算を必要とする用途に最適。今後、通信機器、スーパーコンピューター、計測機器など、幅広い分野での応用が期待されている。
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2024年06月11日