■黒カビ由来の化合物、ヒトでの安全性と有効性を評価
ティムス<4891>(東証グロース)は6月19日、急性腎障害の治療薬候補として開発を進めてきたTMS−008の第T相臨床試験(TMS−008の健康成人男性を対象とした第I相単回投与用量漸増試験)における最初の被験者への投与が実施された発表。
TMS−008は、黒カビの一種に由来するSMTP(Stachybotrys microspora triprenyl phenol)化合物のファミリーである。可溶性エポキシドヒドロラーゼ(sEH)を標的とする阻害薬であり、高い抗炎症作用と抗酸化作用により腎臓の保護効果が期待でき、急性腎障害の治療薬としての可能性が期待される。
同試験は東京大学医学部附属病院にて実施される。今年度中に全ての被験者への投与及び観察を終了し、最初のリードアウトを2025年度第1四半期に行う予定である。
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2024年06月20日
ティムス、急性腎障害治療薬候補TMS−008の第T相臨床試験における最初の被験者への投与を開始
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:14
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