■ライセンス供与先の米社が臨床試験開始、10万ドル受領へ
レナサイエンス<4889>(東証グロース)は7月4日、急伸相場となり、取引開始後に23%高の422円(78円高)まで上げて約4か月ぶりに400円台を回復し、その後も390円前後で売買されて急激に出直っている。3日の18時前に米社からのマイルストーン10万米ドル受領と、これによる業績予想の増額修正を発表し、注目集中となった。
発表によると、皮膚疾患治療RS5441(経皮薬、経口薬)の独占的実施権を許諾する米Eirion Therapeutics,Inc.(エイリオン社)が、今般、米国でRS5441の第T相臨床試験(経皮薬)を開始した。レナサイエンスは契約に基づくマイルストーン10万米ドルをエイリオン社から受領する予定。本マイルストーンは全額、2025年3月期第2四半期の売上として計上される見込み。これを受け、2025年3月期の業績予想を全体に増額修正し、売上高は従来予想を17.4%(15百万円)上回る105百万円の見込みに見直し、営業利益は17百万円の赤字改善の見込みに、純利益も17百万円の赤字改善の見込みに見直した。(HC)
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2024年07月04日