リケンテクノス<4220>(東証プライム)は7月10日、自動車ウィンドウ用フィルム「ICE−μ」の新グレードを開発したと発表。この新グレードは、従来品と比較して10%以上の遮熱性能向上を実現している。同社が長年培ったコアテクノロジーを駆使し、「波長コントロール設計」と「コーティング技術」により、高い透明性を保ちながら赤外線や紫外線をカットする性能を持つ。

新開発のグレードでは、従来の熱吸収による遮熱効果に加え、光反射性を付加することで二重の遮熱効果を生み出した。これにより、室内空調効率の向上に貢献する。新グレードのラインナップには、可視光線透過率が85%、70%、50%の3種類があり、それぞれ太陽光エネルギーカット率が32%、48%、54%となっている。
リケンテクノスは、防犯機能や抗ウイルス性など、独自のユニークな機能を組み合わせることも可能としている。同社は常にユーザーニーズを先取りした製品開発に取り組み、フィルムの力でより快適な空間の実現を目指している。また、ICE−μをはじめとする製品を通じて、環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に貢献する方針を示している。
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