
■「チョコモナカ」、「あずきバー」の定番商品の販売増が牽引、家電量販店も上昇
関東甲信地方は、前週18日に梅雨明けたが、6月21日の梅雨入り以来、真夏日が続く猛暑に見舞われている。この猛暑は、足元重視の「確トラ」とは真逆で予測可能なため、投資家から注目されている。
■アイスクリーム関連銘柄
アイスクリーム関連銘柄では、アイスコ<7698>(東証スタンダード)、B−R サーティワン アイスクリーム<2268>(東証スタンダード)、森永製菓<2201>(東証プライム)、井村屋グループ<2209>(東証プライム)などが人気である。アイスコは今年9月30日を基準日に株式分割を予定しているほか、株主優待制度を新設した。B−Rサーティワンアイスクリームは、2Q累計業績が過去最高で着地している。森永製菓は、「チョコモナカ」、「冷やし甘酒」の定番商品に強みを持っている。井村屋グループは、「あずきバー」を年間3億本超販売している。
■家電量販店
家電量販店では、ビッグカメラ<3048>(東証プライム)、コジマ<7513>(東証プライム)を中心に上昇が期待されている。ビッグカメラは、すでに今8月期業績の2回の上方修正と増配を発表し、年初来高値追いとなっている。コジマは、1回上方修正している。
■熱中症予防関連グッズ
熱中症予防関連グッズでは、断熱パラソル、空調作業服、ネッククーラーなどが人気である。断熱パラソルのムーンバット<8115>(東証スタンダード)、建設作業員向けの空調作業服のワークマン<7564>(東証スタンダード)、ミスト装置の新日本空調<1952>(東証プライム)などが注目されている。また、首を冷やして体温を下げるネッククーラーがファッション化しており、関連するニッケ<3201>(東証プライム)、ドウシシャ<7483>(東証プライム)、カナデン<8081>(東証プライム)なども浮上している。
このほか、プール用殺菌・消毒剤の四国化成ホールディングス<4099>(東証プライム)、家庭用殺虫剤のフマキラー<4998>(東証スタンダード)、冷凍機械・冷凍ショーケースの中野冷機<6411>(東証スタンダード)、フクシマガリレイ<6420>(東証プライム)、ホシザキ<6465>(東証プライム)なども割安修正余地があると見られている。
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