シャープ<6753>(東証プライム)は7月25日、エジプトで家電製品の販売・製造を手掛けるエルアラビ社と共同で、冷蔵庫の生産を担う合弁会社の設立契約を締結したと発表。新会社は「Horizon for Home Appliances Manufacturing Co.」で、2026年3月の稼働開始を目指していく。エジプト市場では、2027年に約50万台の冷蔵庫販売を見込んでいる。

近年、エジプトをはじめとするアフリカ・中近東諸国では、経済発展に伴い家電製品市場が急速に拡大している。特にエジプト市場では、冷蔵庫の大型化が進展しており、今回の新工場では容量600リットル以上の大型冷蔵庫も生産する。
新工場は、生産・品質・設備情報の見える化や多軸ロボットによる移載作業の自動化などを採用したスマートファクトリー化を図り、生産能力は年間40万台を計画している。
今回の合弁会社設立により、シャープはエジプト市場における冷蔵庫事業をさらに強化するとともに、アフリカ・中近東市場向けの生産・輸出ハブ拠点として活用し、さらなる事業拡大を目指すとしている。
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