■引き続きステーブルコイン送金基盤構築プロジェクトなどに期待強い
Speee<4499>(東証スタンダード)は9月9日、再び上値を試す相場となり、午前10時40分にかけて13%高の1907円(218円高)まで上げ、2取引日前につけた戻り高値2048円に向けて大きく出直っている。引き続き、「クロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト『Project Pax』の始動および国内外金融機関との実証実験の開始」(9月5日発表)に期待が強いようで、日経平均構成銘柄が冴えないため中小型の材料株に目を転じる資金が少なくない様子であることも上げ増幅要因のようだ。
ステーブルコイン送金基盤構築プロジェクトを発表した9月5日の株価は、一時24%高(395円高の2048円)まで急伸したが終値は5円安の1648円と冴えなかった。テクニカル的には、長い「上ヒゲ」を示現した上、一時2000円の大台を回復したため、目先的な相場の天井を感じさせる形との見方もあった。ただ、9月9日は再び上値を追う展開になっているため、期待を持たせる動きとして注目し直す様子もある。同プロジェクトでは、従来の送金フローを活かしながらグローバルなSC送金を実現する仕組みを構築するとしている。(HC)
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2024年09月09日