■新ラグビー場や絵画館前で施設計画工夫、伐採124本回避
三井不動産<8801>(東証プライム)と伊藤忠商事<8001>(東証プライム)は9月9日、神宮外苑地区の再開発計画において、樹木の保全と新たな緑化計画の見直しを行ったと発表。再開発後の樹木本数は当初計画より400本増加し、2304本となる。これは伐採本数の削減と新植本数の増加によるもの。新ラグビー場や聖徳記念絵画館前事業での施設計画の工夫により、124本の伐採は回避された。
新野球場棟のセットバック幅は、いちょう並木の根系調査結果を踏まえ、当初の約8mから約18.3mに拡大された。根系保護範囲を約17mとし、さらに約1.3mの施工スペースを確保することで、いちょうの生育環境の充実を図る。
また、いちょうの樹勢回復措置として、灌水や施肥、下草除去などが実施される。複数の樹木医等の専門家の意見を基に計画が進められ、セカンドオピニオンも取得した。今後も住民説明会の開催に向けた検討を進める予定。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2024年09月09日