■5.1μm画素と最大10,000cd/uの輝度を実現、ARグラスの薄型化・軽量化
ソニーグループ<6758>(東証プライム)傘下のソニーセミコンダクタソリューションズは9月24日、業界最小となる5.1μm画素と最大10,000cd/uの業界最高輝度を両立した0.44型フルHD OLEDマイクロディスプレイ「ECX350F」を商品化すると発表。同製品は、ARグラスの薄型化・軽量化と高性能化を目指し開発された。新設計のOLED構造とマイクロレンズを採用し、小画素化と高輝度の両立に成功した。
同製品の特長は、業界最小の5.1μm画素によるフルHD解像度と、最大10,000cd/uの高輝度表示である。新たな回路設計と組立工程の導入により、ディスプレイ長辺の額縁を上下それぞれ1.14mmまで小型化し、従来製品比24%減となる短辺サイズ7.99mmを実現した。これにより、ARグラスの薄型化・軽量化に大きく貢献する。
さらに、「可変黒枠機能」を搭載し、フルHD以下の任意解像度の映像を表示領域内の任意の位置に表示できる。これにより、表示映像と実空間を重ねた表示が可能となり、システムの低消費電力と低遅延化に寄与する。ソニーは同製品を通じて、ARグラスユーザーの体験価値向上に貢献することを目指している。
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2024年09月25日
ソニーグループ、ARグラス向け業界最小・最高輝度のOLEDマイクロディスプレイを開発
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07
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