株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2024年10月06日

【マーケットセンサー】「御用金相場2.0」到来か?民営化株・関連株に注目集まる

ma1.jpg

■新NISAと東京メトロIPO、民営化株に新たな投資機会到来

 新内閣発足と総選挙に合わせて予定される東京地下鉄(東京メトロ)<9023>(東証プライム)のIPOは、「御用金相場2.0」と呼ばれる超大型案件である。割安な株価と高配当が評価され、初値は想定価格の2〜3割高と予想されている。このIPOを契機に、他の民営化銘柄や関連企業の株価にも注目が集まっており、新NISAの効果と相まって個人投資家の参入が期待されている。

■NTTと日本郵政、法改正と料金改定で株価上昇期待

 民営化株の中でも特に注目されているのは、NTT<9432>(東証プライム)日本郵政<6178>(東証プライム)である。NTTは完全民営化に向けたNTT法改正が政治的イベントとなり、日本郵政は郵便料金の大幅値上げをした。両社ともに高い配当利回りを誇り、PERも比較的低い水準にある。その他の民営化株も、JT<2914>(東証プライム)INPEX<1605>(東証プライム)石油資源開発<1662>(東証プライム)電源開発(Jパワー)<9513>(東証プライム)かんぽ生命<7181>(東証プライム)ゆうちょ銀行<7182>(東証プライム)など、高配当利回りと低PBRが特徴的である。

■建設・車両・電機メーカーなど、幅広い業種に恩恵

 東京メトロ関連株としては、筆頭株主である東京都競馬<9672>(東証プライム)や第5位株主の東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)が挙げられる。また、東京メトロの中期経営計画に基づく設備投資計画は、関連企業にビジネスチャンスをもたらしている。3年間で3300億円の投資が予定されており、新線建設、安全対策、旅客サービス向上などの分野で様々な企業が受注している。

 具体的には、鹿島<1812>(東証プライム)鉄建建設<1815>(東証プライム)大成建設<1801>(東証プライム)などが土木工事を受注し、日立製作所<6501>(東証プライム)川崎重工業<7012>(東証プライム)日本車輌製造<7102>(東証プライム)近畿車輛<7122>(東証スタンダード)などが新型車両の製造を担当している。さらに、三菱電機<6503>(東証プライム)日本製鉄<5401>(東証プライム)ナブテスコ<6268>(東証プライム)なども関連企業として浮上している。これらの企業の株価にも注目が集まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事情報】2024年09月30日

【どう見るこの相場】自民党総裁選フライング相場に反動懸念、政治改革期待と「御用金相場」に注目
【株式市場特集】新NISAと東京メトロIPOの相乗効果、株式市場活性化の起爆剤となるか

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:46 | コラム