■小惑星採掘に向けた技術実証、月面で実施
ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は10月9日、ロンドンを拠点とする宇宙ロボット企業Asteroid Mining Corporation(AMC)と、将来の月探査ミッションに向けた覚書を締結したと発表。この覚書は、AMCの宇宙ロボット「SCAR−E」をispaceの月着陸船で月面に輸送し、技術実証を行うという内容であり、将来の小惑星採掘技術に向けた重要なステップである。
ispaceは2024年12月に2度目の月面輸送ミッションを計画しており、以降も日米欧の法人が主導する複数のミッションが予定されている。ミッションが合意され資金が確保されれば、SCAR−Eロボットは将来のispaceのミッションに搭載される見通しである。
SCAR−Eロボットは、宇宙空間での極端な環境に対応できる設計が施されており、微小重力下でのサンプリング能力を持つ。ispaceは、2027年にシリーズ3ランダーを用いたミッション6を予定しており、世界中の政府、企業、教育機関の需要に応えるためにデータサービスとペイロードサービスを提供していく。
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2024年10月10日