■国内最大規模のデジタルサイネージを活用した新プラットフォーム
INFORICH<9338>(東証グロース)は11月7日、取締役会において、新規事業「CheerSPOT」の開始を決議したと発表。同社は「Bridging Beyond Borders−垣根を越えて、世界をつなぐ−」というミッションのもと、モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を展開している。2030年には連結EBITDA150億円を目標とし、そのうち20億円をプラットフォーム事業から創出する計画。
新サービス「CheerSPOT」は、ファンとアーティストをつなぐ循環型プラットフォームとして展開される。近年、アーティストやタレントへの応援メッセージを広告として掲出する文化が注目を集めており、日本では約300億円規模の市場に成長している。同社は国内最大規模となる約44,200台のバッテリースタンドのサイネージネットワークを活用し、1台あたり420円(税抜)という低価格での応援メッセージ掲出を可能にする。
同事業では、複数の芸能事務所とのパートナーシップを締結し、公式に認可された素材を使用した応援メッセージの掲出を実現する。レベニューシェアモデルを導入することで、サイネージでの応援メッセージがアーティストへの直接的な支援にもつながる仕組みを構築する。また、2025年春頃には他社のDSPへの接続を予定しており、街頭テレビジョンやエレベーター内のサイネージなど、掲出可能な媒体の拡大も見込んでいる。なお、今期の業績への影響は軽微であり、来期の影響については次期業績予想に織り込んで開示される予定。
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2024年11月07日