■次世代統合漁労システムが実現する、よりスマートでサステナブルな漁業
古野電気<6814>(東証プライム)は11月20日、同社の海外子会社が開発した次世代統合漁労システム「スマートブリッジ」を、石田丸漁業の船舶に日本で初めて搭載したと発表。同システムは、スウェーデンの同社グループが開発し、ノルウェーやデンマーク、イギリス、スウェーデンなど欧州の漁業先進国で導入実績を持つ革新的なブリッジシステムである。
現代の大型漁船には、船速計、GPSプロッタ、航海用レーダー、魚群探知機、スキャニングソナー、潮流計など、多数の電子機器が搭載されている。同システムは、これらの機器をネットワークで接続し、必要な情報を最適なタイミングで見やすく表示できる。操業シーンに応じた画面のカスタマイズが可能で、閲覧性と操作性を両立している。
同システムは、効率的な操業だけでなく、持続可能な漁業の実現も視野に入れている。将来的には、ソナーやレーダーの情報を分析し、魚種や大きさの判定、漁獲制限との照合など、資源管理に貢献する機能の実装を目指している。古野電気は、システムの改良と搭載船舶の拡充を通じて、水産資源の確保や人材不足などの課題解決に取り組んでいく方針である。
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2024年11月20日
古野電気、日本初!次世代「スマートブリッジ」搭載で漁業革新、石田丸漁業の船舶に搭載
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:23
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