■2Q以降は損益改善傾向で、案件獲得は着実に進展
クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は1月9日の15時30分に通期連結業績・配当予想(2025年2月期)の修正と自己株式の取得(自社株買い)、第3四半期決算を発表した。第2四半期(2Q)以降は損益が改善傾向にあり、来期以降を含めた案件獲得は着実に進展しているが、今期への貢献は限定的になるため通期の業績予想を修正した。減益は6年ぶりになる。
25年2月期の連結業績予想は、一部の大手ゲームパブリッシャーの案件縮小や人材紹介サービスの成約までの時間長期化、医療分野での構造改革の遅れなどにより、売上高を4月に開示した従来予想に比べて8.2%下方修正し505億円の見込み(前期比では1.4%増加)に見直し、経常利益は同18.8%下方修正し39億円の見込み(同5.7%減)に、親会社株主に帰属する当期純利益は同19.4%下方修正し25億円の見込み(同5.9%減)に見直した。
自己株式の取得(自社株買い)は、取得株式総数40万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の1.8%)、取得総額500百万円(上限)で、2025年1月10日から同年5月31日までの予定で行うとした。
前回の自社株買いは24年7月から11月までの予定で開始し、8月22日までで買付を完了した。今回は約5か月ぶりの自社株買いになる。(HC)
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2025年01月09日