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2025年02月13日

協立情報通信は25年3月期3Q累計減収減益、通期は営業・経常増益予想

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は2月12日に25年3月期第3四半期累計業績(非連結)を発表した。ソリューション事業は概ね堅調だったが、モバイル事業の店舗部門が低調だったため、全体として減収減益だった。ただし通期の営業・経常増益予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は急反発して戻り高値圏だ。目先的には第3四半期累計業績を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが、高配当利回りも支援材料として下値限定的だろう。

■25年3月期3Q累計減収減益、通期は営業・経常増益予想

 25年3月期第3四半期累計業績(非連結)は売上高が前年同期比19.0%減の32億50百万円、営業利益が22.4%減の1億40百万円、経常利益が23.8%減の1億42百万円、四半期純利益が50.3%減の97百万円だった。ソリューション事業は概ね堅調だったが、モバイル事業の店舗部門が低調だったため、全体として減収減益だった。

 ソリューション事業は、売上高が2.2%減の12億13百万円、営業利益(全社費用等調整前)が1.1%増の3億35百万円だった。基幹業務システムのクラウドサービスへの移行案件、LAN―PC等のインフラ案件の受注が堅調だった。モバイル事業は、売上高が26.5%減の20億36百万円、営業利益が27.9%減の1億23百万円だった。法人サービス部門は堅調だったが、店舗部門で来店客数減少により端末売上が低迷した。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が10億38百万円で営業利益が18百万円、第2四半期は売上高が11億20百万円で営業利益が72百万円、第3四半期は売上高が10億92百万円で営業利益が50百万円だった。

 通期業績(非連結)予想は据え置いて売上高が24年3月期比0.6%増の55億円、営業利益が23.5%増の3億50百万円、経常利益が24.2%増の3億55百万円、当期純利益が10.9%減の2億30百万円としている。配当予想は24年3月期と同額の55円(期末一括)としている。予想配当性向は28.6%となる。

 第3四半期累計は減益だったが、通期予想は据え置いて営業・経常増益予想としている。需要が堅調に推移し、業務効率化なども寄与する見込みだ。重点戦略として、ワンストップソリューションサービスによるDX化支援の強化、モバイル事業の利活用サポート強化、サステナブル経営や人材の採用・育成および環境の整備を推進する方針としている。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価は急反発して戻り高値圏だ。目先的には第3四半期累計業績を嫌気する動きが優勢になる可能性もあるが、高配当利回りも支援材料として下値限定的だろう。2月12日の終値は1740円、今期予想PER(会社予想のEPS192円02銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の55円で算出)は約3.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1578円86銭で算出)は約1.1倍、そして時価総額は約21億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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