■前12月期は純利益が2期ぶりに最高など業績も好調
東京都競馬<9672>(東証プライム)は2月18日、一段高でスタートし、取引開始後は4880円(190円高)まで上げて2021年以来の4800円台に進んでいる。14日に発表した12月決算(2024年12月期・連結)の親会社株主に帰属する当期純利益が2期ぶりに最高を更新し、今期も続伸予想としたことなどが好感された上、18日は、同社が運営する大井競馬場(東京都品川区)に「大規模文化スポーツ施設を新設してエンターテインメント機能の拡充を目指す」(日本経済新聞2月18日付朝刊・首都圏経済面)と伝えられ、再開発への期待などが強まっている。
24年12月期・連結の当期純利益は前期比14.8%増の97億06百万円で、これまで最高だった22年12月期の93億86百万円を上回った。今期も1.6%の増加を見込む。また、18日には、「大井競馬場、開催日以外も収益、エンタメ機能拡充へ整備、東京都競馬が文化施設、厩舎など外部に移転」(同)と伝えられた。「約700頭がいる厩舎は古いものは50年以上前から使われ、老朽化が目立つ」(同)という。(HC)
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2025年02月18日