モンスターラボホールディングス<5255>(東証グロース)グループのモンスターラボは3月13日、複数のモバイルアプリケーションをAIを活用して単一プラットフォーム上で制作・管理する新ソリューション「AppPlatform AI」の提供を開始したと発表。このソリューションは統合されたバックエンドと管理画面を持ち、既存の生成AI活用ソリューションと組み合わせることで多様なメリットを提供する。ノーコードでアプリケーションを制作・管理できるほか、「ExpertReview AI」によるUI/UX分析が可能だ。また、複数アプリの一元管理による開発・運用コストの圧縮や、「DataAnalyze AI」と連携した顧客データの統合分析も実現する。

主なユースケースとして、マルチブランド戦略を推進する小売チェーンやコミュニティ運営のプラットフォーマーが挙げられる。小売チェーンではブランドごとに個別のアプリケーションをリリースしつつ、顧客データや行動情報を一元管理できる。コミュニティ運営では、共通テンプレートで各コミュニティごとのオリジナルアプリを提供し、管理画面からのコンテンツ配信や差し替えが柔軟に行える。
技術面では、マイクロサービスアーキテクチャを採用し、スケーラブルな開発と柔軟なカスタマイズを実現した。機能・UIのモジュール化により、アプリケーションごとに必要な機能を最適なレイアウトで構築可能だ。また専用データ基盤を構築し、顧客データや行動情報を統合的に管理する。モンスターラボのAPAC CTO常務執行役員・平田大祐氏は「複数のアプリを管理する負担や開発・運用コストの増大という課題を解決し、より効率的かつ柔軟なアプリ運用を可能にする」とコメントしている。
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