富士ソフト<9749>(東証プライム)は3月18日、モバイル・プランニングとポケトークとの3社協業を開始し、AI同時通訳「ポケトーク for ツアー」のレンタル&サブスクプラン提供を2025年3月18日から開始したと発表。同サービスは、「ポケトーク for ツアー」の基本サービスアカウントと富士ソフト製5Gモバイルルーター「+F FS050W」、ガイド用タブレット、集音マイクをパッケージ化したもので、導入後の各種サポートも含まれている。

近年日本ではインバウンドが急拡大しているが、全国の観光地ではツアーガイド不足が深刻な課題となっている。観光庁が閣議決定した「観光立国推進基本計画」でも、政府が総合的に講ずべき施策として通訳ガイドの質・量の充実が挙げられており、本サービスはこうした市場課題に対応するものだ。サブスクリプション形式の提供により、顧客は短期を含めた一定期間、定額でAI同時通訳サービスを利用できる。
富士ソフトはこの3社協業を通じて、自社のモバイルソリューション「+Fシリーズ」の強みを活かし、観光事業の一層の強化・拡大を図る。提供される5Gモバイルルーター「+F FS050W」はeSIMに対応したSIMロックフリーの機器で、法人向けサービス「+F MDM LiNK」との連携により遠隔からの管理・制御も可能だ。同サービスを通じて、インバウンド支援などの社会課題解決に貢献していく方針を示している。
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