■暗号化に代わるオンリーワンの新セキュリティ技術「秘密分散」に期待強い
ZenmuTech(ゼンムテック)<338A>(東証グロース)は3月31日、一段高となり、午前11時にかけてストップ高の6500円(1000円高、18%高)まで上げ、後場はストップ高買い気配のまま連日高値を更新している。3月27日に新規上場し、公開価格は1580円。従来の暗号化技術に代わる新たなセキュリティ技術による情報漏洩対策を提供し、将来性への期待が強いようだ。
「今までのものとは真逆のテクノロジー」「セキュリティを根幹から変えるテクノロジー」(同社HPより)による情報セキュリティソリューションヲ提供。「パスワード」などで管理する従来の情報セキュリティ対策では、パスワード情報などが窃取されると情報がまるごと盗み取られてしまうが、同社のソリューションは、「秘密分散技術によりPC内のデータを無意味化して分散、分散片が揃った時のみPC上にデータが復元」(上場関連報道資料より)可能。既存のソリューションにかわる情報漏洩対策として注目されている。
業績見通し(2025年12月期、会社発表)は、売上高が8億50百万円(前期比31.0%増)、営業利益は1億12百万円(同47.0%増)、当期純利益は1億59百万円(同102.9%増)。売上拡大により23年12月期から⿊字化し、24年12月期も売上高前年比+47%、営業利益+65%と高成⻑だった。(HC)
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2025年03月31日