ソラコム<147A>(東証グロース)は5月12日、同社とと丸紅<8002>(東証プライム)グループの丸紅I−DIGIOホールディングスが、IoT領域における戦略的協業の一環として、合弁会社設立に向けた契約を締結したと発表。新会社は、丸紅I−DIGIOホールディングスが丸紅ネットワークソリューションズのMVNO事業を分社化し、ソラコムが51%を出資するかたちで2025年8月1日からソラコムのグループ会社となる予定だ。

新会社では、ソラコムのソフトウェア・クラウド技術を活かし、MVNO事業のインフラ設備やサービスを進化させる。回線管理コンソールの刷新、次世代SIMであるiSIMなどの最新技術対応、モバイルワーカー向けSASEへの応用、さらに将来的には1つのSIMで複数の国内キャリアのプロファイルが使える「マルチキャリアプロファイル」の実現も視野に入れている。
両社は、丸紅グループの国内外のビジネスネットワークと市場知見、ソラコムが世界185の国と地域で700万回線以上の実績を持つIoTプラットフォームの技術力を組み合わせる。新会社のサービスを起点に、丸紅グループのDXコンサルティングやデータ分析とも連携し、多様化する業界・地域のニーズに応えるIoT・DXソリューションを提供していく方針だ。
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