■伴走型採用支援とノウハウ連携で成長加速、人材獲得競争時代に対応
じげん<3679>(東証プライム)の連結子会社であるタイズが5月12日、アルティメイトリソーシズグループ(URG)の全株式を取得し、完全子会社化することを決定したと発表。URGはRPO(採用代行)事業及び人材紹介事業を展開しており、顧客の採用戦略から採用オペレーション構築まで伴走型支援を強みとしている。この株式取得により、タイズのRPO事業とURGのノウハウを組み合わせた総合的な人材採用支援の実現を目指す。
取得の背景には、中長期的な就労人口減少により企業の人材確保難が続くとの見通しがある。矢野経済研究所の調査によれば、2023年度の人事・総務関連業務アウトソーシング市場は前年度比5.9%増の約11.7兆円、人事業務アウトソーシング市場は前年比4.8%増の1.1兆円であった。株式取得資金は全額手元資金から充当する予定で、じげんの健全な財務状況への影響はない。
URGの2025年4月期業績は売上高655百万円、営業利益42百万円を見込んでいる。株式取得価額は4億円、アドバイザリー費用等を含めた合計は4億1900万円。5月12日に契約締結し、5月22日に株式譲渡を実行予定である。同件による2026年3月期のじげん連結業績への影響については、5月13日公表予定の決算短信の連結業績予想に織り込む予定だ。
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2025年05月13日