日立建機<6305>(東証プライム)は6月10日、運転席から1人で簡単にアタッチメント交換が可能な「完全油圧式クイックカプラ仕様」の中型油圧ショベルを6月18日から国内で受注開始すると発表。従来の手作業による交換には30分近くかかっていたが、同製品では約2分で完了。作業効率と安全性が大幅に向上し、解体・土木・林業など幅広い業種のニーズに対応する。

主な特長として、運転席からの操作で迅速な交換が可能な点、スウェーデン・OilQuick社製の高耐久クイックカプラの採用、オプションでMLクレーン対応バケットの設定が挙げられる。既存のアタッチメントもそのまま利用可能で、現場の柔軟な作業をサポート。さらに、6月18日から開催される「CSPI−EXPO」で実機を展示予定だ。
同社は、油圧ショベル本体からクイックカプラまでのメンテナンスをワンストップで提供。社会課題の解決に向けた「Reliable Solutions」の一環として、生産性向上に貢献する。グローバルに展開する同社は、2024年度の連結売上収益1兆3,713億円のうち84%を海外事業が占める。
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