エスプール<2471>(東証プライム)は6月11日、福島県南会津町(町長:渡部 正義)と包括的連携協定を締結し、同町における地域資源を活用したゼロカーボンタウンの実現に向けた取り組みを開始すると発表。

■協定の背景
同社は、自治体向けに脱炭素支援事業を展開しており、CO₂排出量の算定や温暖化対策に関する計画策定・実行支援、脱炭素地域づくりによる地域課題の解決など、総合的な支援を提供している。一方、南会津町は地球環境保全に向けた取り組みを推進しており、2025年3月に「南会津町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定した。2050年までのカーボンニュートラル達成を目指し、環境負荷の少ない持続可能なまちづくりを進めている。
こうした流れを受け、同社は南会津町と包括的連携協定を締結し、同町におけるゼロカーボンタウンの実現に向けた支援を行うこととした。南会津町との提携は全国で28件目、福島県内では2件目の事例である。
■提携の内容
同提携に基づき、南会津町のゼロカーボンタウン実現に向けて、計画の策定から実行支援までを中長期的に行う。具体的には、CO2排出量の見える化支援、住民および事業者を対象とした環境活動の普及・啓発、環境審議会の運営に関するアドバイスなどを実施する予定である。
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