ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は6月12日、生成AIを活用した気象チャット機能「お天気エージェント」の提供範囲を、すべての有料会員へ拡大したと発表した。同機能は、ユーザーの天気に関するあらゆる質問に対し、ウェザーニュースの持つ高精度な気象・防災データをもとに自然言語で即座に回答するもので、これまで月額680円のPro会員限定で提供されていたが、今後は月額360円の一般有料会員も利用可能となる。提供拡大の背景には、本格的な梅雨・台風シーズンの到来を見据え、より多くの人々にリアルタイムかつパーソナルな気象情報を届ける意図がある。

「お天気エージェント」は、洗濯や服装、雨具の選択など日常の判断に役立つほか、気象・防災・季節情報や過去の天気データ、全国のリポート検索機能も備え、会話形式でユーザーの疑問に応じて柔軟に対応する。Pro会員であれば、これに加えて気象データのグラフ描画やPC版での利用も可能である。従来型の天気予報とは異なるアプローチで、生成AIと膨大な観測データが融合した「生活密着型」予報体験を可能にしている。
ウェザーニューズは予報精度3年連続No.1を獲得した実績を持ち、4700万超のアプリダウンロード数を背景に、多様なユーザーのニーズに応える高品質な情報提供を継続している。1kmメッシュのピンポイント予報や、天気痛・洗濯・花粉など生活支援コンテンツも充実しており、今後もAI技術を活用した機能拡充とユーザー体験の向上に注力するとしている。
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