No.1<3562>(東証スタンダード)のグループ会社アレクソンは7月1日、有線LANケーブル経由で侵入する雷サージを遮断する新製品『LAN雷サージプロテクタLC04』の販売を開始した。情報セキュリティ機器などを手がける株式会社No.1<3562>のグループ会社であり、雷被害の多発を背景に、業務機器の損傷防止を目的として開発された。気象庁のデータによれば、雷の放電数は7〜8月にかけて大きく増加し、特に8月は冬季の約100倍にのぼるとされている。

同製品は、雷サージの大半を占める2,000〜5,000Vに対応し、4ポートのギガビットLANに接続可能な構造を採用している。内部データ処理を行わないため通信速度を損なわず、設定不要のシンプルな設計により導入も容易である。これにより、中小企業が直面する突発的な機器障害のリスクを軽減し、業務の安定継続を後押しする。
アレクソンは、長年にわたり情報通信機器の開発・製造に取り組んでおり、本製品もその技術蓄積の一環である。No.1グループは「日本の会社を元気にする一番の力へ」を掲げ、企業の課題解決と社会の強靭化に資する製品・サービスの提供に注力してきた。今回の製品投入もその姿勢を体現するものであり、雷災害の多い季節に向けた対策強化の一助となるとみられる。
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