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2025年07月02日

レジル、EVを「走る蓄電池」として活用しマンションでのBCP機能を実証、停電時自動給電システム実証に成功

■独自メカニズムで停電60秒後に自動切り替え、集会室やエレベーターへ給電

 レジル<176A>(東証グロース)は5月1日、Moplusと共同で、EVを「走る蓄電池」として活用し、マンションの停電時における自動給電システムの実証に成功したと発表した。同実証では、停電を検知後60秒でEVからマンション共用設備への電力供給が自動切り替えされ、最大48時間の給電が可能であることを確認。災害時のレジリエンス向上に寄与する技術として注目される。

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 実証では、日産自動車<7201>(東証プライム)「キャラバン」を改造したEV車両と三相V2Xシステムを活用。千葉県船橋市のマンションで実施し、集会室の電灯とコンセントへの給電に加え、エレベーターの限定的な稼働にも成功した。V2Xシステムの出力増強により、高層階のエレベーター運用も可能になる見込みだ。

 気候変動による災害激甚化を背景に、マンションの「在宅避難」需要が高まる中、同社はEVの防災活用に注力。今後は電力ピーク対策との両立を目指し、2025年7月以降にエネルギーマネジメント実証を予定している。

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