■AI・半導体関連株が上昇、米株最高値更新の流れ波及
10月3日、日経平均株価の前場終値は、647円81銭高の4万5584円54銭と大幅続伸した。前日の米国市場で主要株価指数が最高値を更新した流れを受け、東京市場でも人工知能(AI)や半導体関連銘柄を中心に幅広い銘柄に買いが入った。日経平均は一時800円超の上昇幅を記録し、4万5700円台に乗せる場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も37.68ポイント高の3125.08と堅調に推移した。
背景には、米オープンAIの企業価値が5000億ドル(約74兆円)に達したとの報道があり、AI関連分野への期待感が高まったことがある。米国市場ではテクノロジー株が堅調に推移し、その余波が日本市場にも波及した。特に電気機器、情報・通信業、サービス業などのセクターで上昇が目立ち、日立製作所<6501>(東証プライム)やキオクシアホールディングス<285A>(東証プライム)といった銘柄が大きく買われた。値上がり銘柄数は2849社に達し、値下がりは1129社にとどまった。AIや半導体関連を中心とした成長期待が相場をけん引する展開が続くとの見方が強いものの、自民党総裁選を翌日に控え積極的な売買が抑制される可能性も指摘されており、短期的な相場の先行きには不透明感が残る。
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2025年10月03日

































