■ソフトバンクG買収報道を好感、ハイテク株高が相場けん引
東京株式市場は9日前場、米国のハイテク株高を背景に買いが先行し、日経平均株価は670円94銭高の4万8405円93銭で取引を終えた。東証株価指数(TOPIX)も8.49ポイント高の3244.15と堅調。ナスダック総合指数の最高値更新が投資心理を押し上げ、AIや半導体関連を中心に上昇が広がった。午前の高値は4万8481円09銭(10時57分)だった。
前日の米市場では人工知能(AI)分野の成長期待が高まり、半導体関連株を中心にナスダック指数が最高値を更新したことが追い風となった。東京市場でも同様のテーマ株が物色され、ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)が前日発表したスイスABBロボティクス事業の買収報道を受け急騰。これが投資家心理を一段と強気に傾け、相場全体を押し上げた。
業種別では33業種中15業種が値上がりし、情報・通信、非鉄金属、証券・商品、ガラス・土石が上位。個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)ほか、安川電機<6506>(東証プライム)、荏原製作所<6361>(東証プライム)、SHIFT<3697>(東証プライム)、富士電機<6504>(東証プライム)が値上がり率上位を占めた。一方で、IHI<7013>(東証プライム)、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)など輸送用機器関連が売られた。東証プライム全体では値上がり781銘柄、値下がり772銘柄、変わらず60銘柄だった。
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2025年10月09日

































