■ソフトバンクGが日経平均を大きく押し上げ
9日の日経平均株価大引けは、845円45銭高の4万8580円44銭と大幅反発した。TOPIX(東証株価指数)も同22.11ポイント高の3257.77ポイントと5日続伸し、日経平均は2日ぶり、TOPIXは4日連続で終値ベースの最高値を更新した。前日の米国市場で半導体関連株が物色され、ナスダック総合指数が反発した流れを受け、東京市場でもハイテク株高を背景に朝方から買いが優勢となった。日経平均は堅調な値動きを維持し、一時4万8597円08銭の高値を付けた。東証プライム市場の売買代金は概算で6兆2829億円、売買高は24億4978万株だった。
今回の急反発を牽引したのは、ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)の急騰だった。同社は米ハイテク株高やロボット事業買収報道を背景に11.4%高と大幅上昇し、1銘柄で日経平均を約475円押し上げに貢献した。業種別では情報・通信業、証券・商品先物取引業、非鉄金属などが上昇率上位となる一方、海運業、水産・農林業、輸送用機器などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の57.3%、値下がり銘柄は38.5%で、値上がりが優勢だった。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)が売買代金トップとなり市場の注目を集めたほか、フジクラ<5803>(東証プライム)、キオクシアホールディングス<285A>(東証プライム)、安川電機<6506>(東証プライム)、芝浦メカトロニクス<6590>(東証プライム)などハイテク・電機関連株が値を飛ばした。東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)やSBIホールディングス<8473>(東証プライム)も大幅高となった。
一方、IHI<7013>(東証プライム)は買い先行から失速して4.4%安と大きく下落。トヨタ自動車<7203>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)、SCREENホールディングス<7735>(東証プライム)など自動車・製造関連株は冴えない展開で、三菱重工業<7011>(東証プライム)や任天堂<7974>(東証プライム)も軟調に推移した。
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2025年10月09日

































