■日経平均4万8千円台を割り込まずも調整色強まる
10月10日、日経平均株価の大引けは、491円64銭安の4万8088円80銭となり、2営業日続落となった。TOPIXも60.18ポイント下落の3197.59で終え、業種別では33業種中32業種が下落、小売業のみが上昇した。特に証券・商品、鉱業、石油・石炭など景気敏感セクターの下げが目立ち、全面安の展開となった。
東証プライム市場では、値上がり銘柄がわずか149、値下がりが1442と9割近くを占め、下落基調が鮮明となった。売買代金は6兆3382億円に達し、活発な取引が続く中での調整局面となった。為替相場は午後3時時点で1ドル=152円82〜83銭と前日比24銭の円高水準にあり、輸出関連株に重しとなった可能性もある。
個別銘柄では、PHCホールディングス<6523>(東証プライム)やファーストリテイリング<9983>(東証プライム)、吉野家ホールディングス<9861>(東証プライム)などが上昇率上位にランクイン。逆にエア・ウォーター<4088>(東証プライム)は19%超の下落で値下がり率1位となり、SBIホールディングス<8473>(東証プライム)も10%超の下落と急落銘柄が目立った。ストップ高銘柄にはレナサイエンス<4889>(東証グロース)やセルシード<7776>(東証グロース)など8銘柄が名を連ねた。
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2025年10月10日

































