note<5243>(東証グロース)は11月5日、韓国のNAVER Corporationから総額20億円の出資を受け、資本業務提携を締結したと発表した。両社はAI時代の創作と流通の新たなエコシステムを構築し、クリエイターが世界中のファンとつながり、持続的に活動できる仕組みの確立を目指す。提携では生成AI技術、プラットフォーム連携、IP・コンテンツ共同開発、戦略的投資の4領域で協業を進める。

生成AI分野では、コンテンツ制作・発掘・流通の高度化や創作支援サービスの開発を共同で推進する。また、note・Tales&Co.・note AI creativeの機能と、NAVERが保有する検索・Webtoon・AI技術をかけ合わせ、グローバルな創作支援基盤を強化する。両社プラットフォームの相互利用やクロス配信、UGC領域の拡大にも取り組むほか、IP開発ではNAVER傘下LINEマンガとTales&Co.が連携し、新人作家の発掘プロジェクトを2026年初旬から開始する予定である。
背景には、日本の優れたコンテンツが海外展開しきれていない課題と、韓国における政府支援によるWebtoon・ドラマ産業の成長がある。NAVERは検索、フィンテック、クラウドなどを展開する韓国最大のインターネット企業で、WEBTOONを通じて世界150超の国に配信する。noteはメディアとテクノロジーの双方から支持を受ける国内最大級の創作プラットフォームで、編集者やメディアとクリエイターを結びつけてきた。両社は協業を通じ、日本発のコンテンツを世界に届ける新たな流通モデル構築と、アジア発の創作エコシステムの確立を図る。
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