
■生成AI、業務改革、社会課題解決まで多彩なDX成果が集結
2025年度「IT賞」40件52社が決定し、野村ホールディングス<8604>(東証プライム)とミスミグループ本社<9962>(東証プライム)が最優秀賞を受賞した。公益社団法人企業情報化協会(IT協会)は2025年12月8日、2025年度(第43回)IT賞の受賞企業を発表し、IT賞審査委員会(委員長=萩野達也・慶應義塾大学名誉教授)による審査の結果、合計40件、52社の受賞が決定した。IT賞は、ITやデジタル技術を活用し、経営・業務改革や顧客価値の創出、社会課題解決などで成果を挙げた企業・団体を表彰する制度である。
■グローバル業務改革と製造現場変革で最優秀賞に選定
IT最優秀賞(経営・業務改革)は野村ホールディングス<8604>が受賞し、グローバルオペレーティングモデルの高度化と野村ITの生産性革新への挑戦が評価された。IT最優秀賞(顧客価値・サービス革新)はミスミグループ本社<9962>が受賞し、新部品調達サービス「D−JIT」「MISUMI floow」によるものづくりプロセスの変革が高く評価された。
■生成AIやクラウド活用を軸にした業務改革が優秀賞に
IT優秀賞(経営・業務改革)には、アイシン<7259>のグローバル12万人をつなぐチケットプラットフォーム、関西電力<9503>の生成AIを活用したDXビジョン、博報堂DYホールディングス<2433>のAIメンタリング制度などが選定され、社会・環境価値の創出分野では、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモソリューションズによるPSTNマイグレーション完遂が評価対象となった。
■金融、不動産、IT、製造まで業界横断で広がる受賞
IT賞(カテゴリー別)では、日本電気<6701>のAIエージェントによる業務革新、パーソルホールディングス<2181>の人材サービスDX、三井不動産<8801>のオムニチャネル基盤、楽天グループ<4755>の生成AI活用カスタマーサポートなど、金融、不動産、IT、製造まで幅広い業種でデジタル活用の成果が認められた。社会・環境分野では、東急不動産ホールディングス<3289>のデジタル町民証明サービス「Kutchan ID+」なども受賞した。
■奨励賞に将来性あるDXと、2026年1月に表彰式開催
IT奨励賞には、三菱HCキャピタル<8593>のガバナンス強化や、デンソー<6902>とプラスアルファ・コンサルティング<4071>によるソフトウェア人材開発、東日本旅客鉄道<9020>の生成AIを活用した運行案内など、将来性ある取り組みが並んだ。
表彰式典と受賞記念講演は、2026年1月29日、30日にザ・プリンス パークタワー東京で開催される「第41回IT戦略総合大会(ITMC2026)」の会期中に実施される。
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