
■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会
1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄短小」への転換が叫ばれたものの、実際に最大のパフォーマンスを示したのは「重厚長大」産業株であった。足元の市場ではAIバブル論議が交錯する中、AI関連株以外に低PER株、低PBR株、高配当銘柄など売られ過ぎを示唆する銘柄が多数存在する。総選挙後も市場が大崩れしない前提なら、1980年代同様の逆襲高も想定される。「人の行く裏に道あり花の山」の格言通り、日経平均採用のバリュー株や割安コモディティ株に注目する戦略が有効な選択肢となる可能性がある。
■日経225構成の低PERトップ10、低PBRベスト5、高配当利回り株がセレクト対象
日経平均株価の全採用銘柄の平均PERは20.33倍となっているが、これを下回る低PERのコモディティ株トップ10は、PER9.0倍の神戸製鋼所<5406>(東証プライム)以下、INPEX<1605>(東証プライム)、UBE<4208>(東証プライム)、太平洋セメント<5233>(東証プライム)、トクヤマ<4043>(東証プライム)、双日<2768>(東証プライム)、三菱ケミカルグループ<4188>(東証プライム)、横浜ゴム<5101>(東証プライム)、東海カーボン<5301>(東証プライム)、住友商事<8053>(東証プライム)と続き、第10位の住友商事のPERは13.2倍にしか過ぎない。この10銘柄のうちトクヤマ、双日、横浜ゴム、住友商事を除いた6銘柄は、PBR1倍を下回っている。
また高配当利回りランキングのトップ10は、5.45%の川崎汽船<9107>(東証プライム)以下、日本郵船<9101>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)、マツダ<7261>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)、丸井グループ<8252>(東証プライム)、JT<日本たばこ産業、2914>(東証プライム)、UBE、ソフトバンク<9434>(東証プライム)、積水ハウス<1928>(東証プライム)と続く。低PBR株のベスト3は、日産自動車<7201>(東証プライム)の0.3倍、東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)の0.4倍、JFEホールディングス<5411>(東証プライム)の0.5倍が続く。
■準大手商社、専門商社に割安株が盛り沢山で業績上方修正・増配の電力株も決算発表をマーク
準大手商社株、専門商社株では、兼松<8020>(東証プライム)、ナラサキ産業<8085>(東証スタンダード)のほか、神鋼商事<8075>(東証プライム)、阪和興業<8078>(東証プライム)、長瀬産業<8012>(東証プライム)、稲畑産業<8098>(東証プライム)、明和産業<8103>(東証プライム)、カメイ<8037>(東証プライム)、岩谷産業<8088>(東証プライム)、ミツウロコグループホールディングス<8131>(東証スタンダード)などが視野に入る。
電力株では、関西電力<9503>(東証プライム)、中国電力<9504>(東証プライム)、北陸電力<9505>(東証プライム)、九州電力<9508>(東証プライム)、北海道電力<9509>(東証プライム)が低PER・PBR水準にある。木材株では、ジオリーブグループ<3157>(東証スタンダード)、ナイス<8089>(東証プライム)、JKホールディングス<9896>(東証プライム)、ウッドワン<7898>(東証スタンダード)、OUGホールディングス<8041>(東証スタンダード)が挙げられる。製紙関連では、レンゴー<3941>(東証プライム)、KPPグループホールディングス<9274>(東証プライム)も有力な一角である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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