伊藤園<2593>(東証プライム)は3月3日、生分解性添加剤P−Lifeを添加したポリプロピレン(PP)の分解に適した微生物のゲノム解析と遺伝子発現解析を実施し、分解に関与する遺伝子の特定に成功したと発表した。慶應義塾大学やピーライフ・ジャパン・インク、湘南貿易などとの研究チームによる成果である。

研究では、P−Life含有PPの分解菌についてゲノム解析を行い、さらに熱処理で得た低分子化合物を炭素源としてRNA−Seqによる遺伝子発現解析を実施した。その結果、β酸化経路などを用いた代謝分解が行われていることを明らかにした。これにより、難分解性ポリオレフィン系プラスチックの微生物分解効率化に向けた重要な知見が得られた。
今後は、特定したT6−1株の分解経路を基に遺伝子操作で分解効率の向上を図るほか、代謝改変によってプラスチックを炭素源とする有用物質生産、いわゆるアップサイクルへの展開も視野に入れる。本研究はJST共創の場形成支援プログラム(COI−NEXT)JPMJPF2111の支援を受けて実施された。
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