企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2026年03月30日

【株式市場特集】決算発表より一足早く動く月次売上高、4月相場の先行指標に浮上

toku1.jpg

■3月期決算ガイダンスが株高・株安を分ける構図

 4月相場は3月期決算企業の業績発表を先取りする「業績相場」が主軸となる。決算発表に先行するかたちで注目されるのが、消費関連株を中心に月初以降に相次いで公表される月次売上高報告だ。月次報告は経営サイドのマインドに左右されにくい実績開示であり、株価の急騰・急落に直結する点で市場の関心が高い。今年2月初旬に発表された1月度報告ではワークマン<7564>(東証スタンダード)BuySell Technologies<7685>(東証グロース)が急騰した一方、3月初旬の2月度報告は続伸実績にもかかわらず中東紛争の地政学リスクが重荷となり株価不発に終わった。4月初旬公表の3月度報告でも同様の影響が懸念されるが、関連銘柄の4割超が割安なディフェンシブ株で占められており、月次報告を先取りした銘柄選択が一考に値する局面といえる。

■常連のアパレル株、外食株、ホームセンター株など低PER水準から高感応度発揮を期待

 月次売上高報告銘柄でまず注目は、感応度が高い常連の主力株である。SPA(製造販売)業態のアパレルのアンドエスティHD<2685>(東証プライム)ワールド<3612>(東証プライム)ユナイテッドアローズ<7606>(東証プライム)オンワード<8016>(東証プライム)エービーシー・マート<2670>(東証プライム)と続き、PERは7倍から13倍と割安である。このうち5銘柄が2月期決算発表会社で業績ガイダンスと月次報告発表がほぼ同時で月次売上高の好不調と業績ガイダンスの方向性が一致するか不一致となるかが感応度に影響しそうだ。このほか常連株には外食の物語コーポレーション<3097>(東証プライム)エターナルホスピタリティグループ<3193>(東証プライム)、ホームセンター株の綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)MrMaxHD<8203>(東証プライム)、アミューズメント施設のラウンドワン<4680>(東証プライム)、洗車サービスのKeePer技研<6036>(東証プライム)、低価格ヘアカット店のキュービーネットホールディングス<6571>(東証プライム)なども控えており、低PER株は、ミスター・マックスとKeePer技研の各8倍台以下、綿半HDの11倍台、ラウンドワンの12倍台、キュービーネットの13倍台と続く。

 前週末27日に昨年来高値を更新した月次売上高方向銘柄も、4月早々の発表が追撃材料となるか要マークである。書店チェーンの三洋堂ホールディングス<3058>(東証スタンダード)のほか、日本マクドナルドホールディングス<2702>(東証スタンダード)あさくま<7678>(東証スタンダード)ギフトホールディングス<9279>(東証プライム)が該当し、このうちあさくまは、新業態店の出店、ギフトHDは今期業績の上方修正が株価を押し上げた。

■リユース株や需要シーズン入りする関連株にも有望候補株が相次ぐ

 このほか割安関連株としては、BuySellと同業態のリユース株としてハードオフコーポレーション<2674>(東証プライム)トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)シュッピン<3179>(東証プライム)に浮上余地が予想され、100円ショップ株のワッツ<2735>(東証スタンダード)テイツー<7610>(東証スタンダード)ブックオフグループホールディングス<9278>(東証プライム)も、月次売上高の動向次第では株価の方向性が変わるかもしれない。

 また主力製品・サービスが3月、4月の需要期入りする銘柄も外せない。自転車のDAIWA CYCLE<5888>(東証グロース)、引っ越しシーズンのサカイ引越センター<9039>(東証プライム)の月次動向は要注目となる。防衛庁向けの衛星通信の運営・保守事業に進出する独自材料を内包するスカパーJSATホールディングス<9412>(東証プライム)も、衛星放送の新規加入者の動向が意識される展開も想定される。なお同社は、今年4月1日付けで社名(商号)変更を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:54 | 特集