LINEヤフー<4689>(東証プライム)は4月10日、コミュニケーションアプリ「LINE」をはじめとする9アプリを、米スペースXの衛星通信サービス「Starlink」に対応させると発表した。4月13日以降順次提供を開始し、山間部や海上、災害時など地上通信が圏外となる環境でも、衛星通信を通じて同社アプリの利用が可能となる。サービスが衛星通信に対応するのは初めてであり、対応端末とキャリア契約が利用条件となる。

背景には、アウトドア需要の拡大や自然災害の激甚化に伴い、不安定な通信環境下でも情報取得や連絡手段を確保したいニーズの高まりがある。今回の対応により、スマートフォンがStarlink衛星と直接接続し、屋外で空が見える環境であればアプリの利用が可能となる。「LINE」では専用UI「衛星モード」を搭載し、メッセージ送受信など必要機能に特化する一方、スタンプやリアクションなど一部機能は制限される。
対象は「LINE」「Yahoo!JAPAN」「Yahoo!防災速報」「Yahoo!天気」「Yahoo!メール」「Yahoo!マップ」「Yahoo!乗換案内」「Yahoo!カーナビ」「Yahoo!ニュース」の9アプリで、アプリごとに4月13日から21日にかけて順次対応する。衛星通信下では通信速度が低速となるが、災害時や通信インフラが未整備の環境でも、連絡手段や情報取得手段の確保が可能となり、同社は通信環境に左右されにくいサービス基盤の強化を図る。
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