企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2026年04月13日

ティムコ、26年11月期2桁増収・黒字転換予想、フィッシング・アウトドア好調と海外展開強化が寄与

(決算速報)
 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は4月10日に16年11月期第1四半期業績(非連結)を発表した。フィッシング事業、アウトドア事業とも2桁増収と順調に推移し、各利益は赤字縮小した。そして通期の2桁増収・黒字転換予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。なお4月7日付で堅果シナジー投資事業有限責任組合より、同社株式の一部に対する公開買付(TOB)を開始する旨の公開買付開始公告が公表された。本公開買付に対する同社の意見表明は決定次第公表するとしている。株価は水準を切り上げて年初来高値を更新した。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■26年11月期1Q赤字縮小、通期黒字転換予想据え置き

 26年11月期第1四半期業績(非連結)は売上高が前年同期比12.0%増の8億60百万円、営業利益が22百万円の損失(前年同期は37百万円の損失)、経常利益が19百万円の損失(同33百万円の損失)、四半期純利益が27百万円の損失(同39百万円の損失)だった。フィッシング事業、アウトドア事業とも2桁増収と順調に推移し、各利益は赤字縮小した。

 フィッシング事業は売上高が10.3%増の1億84百万円、営業利益(全社費用等調整前)が12百万円の損失(同9百万円の損失)だった。フライ用品はフライフック(釣りばり)など一部の商品を除いて全般的に販売が苦戦した。ルアー用品は高価格帯のロッド(釣竿)を中心に国内販売が苦戦したが、ルアー(擬似餌)の輸出が伸長した。また25年5月に販売開始した国産の熊撃退スプレーが好調だった。利益面は円安や原価高騰による売上総利益率の低下、人件費をはじめとする各種経費の増加が影響した。

 アウトドア事業は売上高が12.7%増の6億70百万円、営業利益が2.5倍の39百万円だった。全体的に平均気温が高めに推移したものの、防寒着の需要期にあたる1月に気温が低下したことも背景に、ジャケット類や防寒小物の販売が好調だった。利益面は増収効果に加え、売上総利益率の改善も寄与した。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は、賃貸面積減少により売上高が18.3%減の4百万円、営業利益が22.9%減の3百万円だった。

 通期の業績(非連結)予想は前回予想(26年1月16日付の期初公表値)据え置いて売上高が前期比11.0%増の35億72百万円、営業利益が28百万円(前期は98百万円の損失)、経常利益が36百万円(同85百万円の損失)、当期純利益が16百万円(同1億25百万円の損失)としている。配当予想は前期と同額の12円(期末一括)としている。

 26年11月期は、熊撃退スプレーの拡大を含めてフィッシング事業、アウトドア事業とも増収を見込み、全体として2桁増収・黒字転換予想としている。セグメント別売上高の計画はフィッシング事業が17.3%増の10億30百万円、アウトドア事業が11.3%増の25億20百万円、その他が横ばいの22百万円としている。重点施策としてECの強化や海外展開の強化を推進する。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は水準を切り上げて年初来高値を更新した。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。4月10日の終値は1916円、今期予想PER(会社予想のEPS6円46銭で算出)は約297倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約0.6%、前期実績PBR(前期実績のBPS1763円06銭で算出)は約1.1倍、そして時価総額は約64億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | 決算発表記事情報