フィックスターズ<3687>(東証プライム)は4月13日、パフォーマンスエンジニアリングプラットフォーム「Fixstars AIBooster」のハイパーパラメータ自動最適化機能を大幅強化したと発表した。独自アルゴリズムの導入により、AIトレーニングコストを最大43%削減し、パラメータ探索時間も従来比で最大1/16に短縮するなど、AI学習の効率化を実現した。大規模言語モデル(LLM)の分散学習における複雑なパラメータ設定を自動化し、エンジニアの負担軽減と開発効率向上を狙う。

今回の強化では、ヒューリスティック探索とStaged BlackBox探索の2種類の独自アルゴリズムを実装した。NVIDIA A100×16GPU環境での検証では、ヒューリスティック探索により約2時間で学習スループットを78.2から118.6TFLOP/s/GPUへ向上し、学習時間を約1.52倍高速化した。さらにStaged BlackBox探索では約18時間で140.0TFLOP/s/GPUを達成し、従来手法比で約1/16の探索時間で高性能なパラメータを取得した。
また、コマンドライン操作のみでチューニングを実行できるノーコード機能を追加し、専門知識がなくても高度な最適化を利用可能とした。AI学習効率の向上により、GPU資源の有効活用によるコスト削減や試行回数増加による精度向上が見込まれる。同社はAIBoosterを中核に、AIサービスプロバイダーや組み込みアプリ開発事業者向けにトータルソリューションの提供を強化し、AI投資効果の最大化を支援する方針である。
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